ここでは、日本語の助詞の1類「終助詞(しゅうじょし)」とはなにかを詳しく解説していきます。それから、終助詞の練習問題も出題していきます。なお、助詞とは、単語に接続して自立語同士の関係・対象を表す、活用しない日本語の品詞の一つです。詳しくは、「助詞とは」をご覧ください。「日本語を成分レベルで学習しなおしたい方」や「学校や資格で知識が必要な方」などの参考になれれば幸いです。
終助詞とは?
終助詞とは、種々の語に付き、文の終わりにあってその文を完結させ、希望・疑問・禁止・命令・詠嘆・反語・感動・願望・強意の意を添える助詞の1類のことです。
例えば?
例えば、終助詞のある「僕が一番頑張ったのに…まぁでも、彼女が笑ってくれるなら、僕は嬉しいよ。」という文では、「僕が一番頑張ったのに…まぁでも、彼女が笑ってくれるなら、僕は嬉しいよ。」と、太字で強調されている部分が終助詞となります。
終助詞を相互に入れ替えると?
また、終助詞は、文の中でランダムに入れ替えるとすると、「僕が一番頑張ったよ…まぁでも、彼女が笑ってくれるなら、僕は嬉しいのに。」と、やはり他の助詞とほとんど同様に日本語のおかしい文章になってしまいます。なので、終助詞を使う文章・話をするときは、その終助詞(か、な、…など)の持っている言葉の意味を勉強してから使うようにすると、気持ちが正確に伝わる魅力的な文章・話を書ける・話すことができるようになると思います。
種類
終助詞の種類は、「か、な、とも、かも、…etc.」と数多く存在しています。種類の詳細については、種類と合わせて働きの説明もしている「終助詞一覧表」をご覧ください。
終助詞の練習問題
問題1:①、②、③の問題文に含まれる、終助詞の数をそれぞれ解答せよ。
①.あの先生のテストの時はいい感じなの。
②.待ってくれよ。回りから変な音が聞こえてくるんだってば。
③.はぁぁあー。目に何か異物が入ったぞ。
解答
①.あの先生のテストの時はいい感じなの。
②.待ってくれよ。回りから変な音が聞こえてくるんだってば。
③.はぁぁあー。目に何か異物が入ったぞ。
①. 1つ ②.2つ ③.1つ
問題2:①、②、③の問題文の( )内に、それぞれ前後の文の関係性を示す適切な終助詞を、( )内に用意されている「1」と「2」の語から選び解答せよ。
①.私の参加した競技だけビリなの(1.だろう 2.さ)。
②.これが閉めても閉めても垂れてくる水だ(1.ぜ 2.まで)。
③.俺の夢を理想を希望を奪ったのはお前(1.だ 2.か)。
解答
①.私の参加した競技だけビリなの(2.さ)。
②.これが閉めても閉めても垂れてくる水だ(1.ぜ)。
③.俺の夢を理想を希望を奪ったのはお前(2.か)。
以上、終助詞とはなにかの解説でした。終助詞は、前後の文(または文節)の意味上の並列・順接・逆接などの関係を示す働きをします。使い方をしっかり学習すれば、文章や話を繋げるときより関係性を理解しやすい文章や話を表現することができるようになります。この他にも「助詞一覧表」で助詞の情報をまとめています。最後までご覧いただきありがとうございました!