この記事では、接続詞の「となると」の定義と例文をご紹介していきます。接続詞とは、文と文や句と句などを繋げる品詞の1つです。接続詞については、「接続詞とは」で詳しく解説しています。また、接続詞には、順接、逆説、補足…など様々な種類があります。接続詞を一覧でご覧になりたい方は、「接続詞一覧」の記事で包括的にご学習なされます。
大辞林第三版の「となると」の定義
一
出典:三省堂 大辞林 第三版 引用:コトバンク
(接続助詞的に用いて)成り行き・条件をとりあげてその結果を示す。…ということになると。 「解散-、総選挙だ」
二
(接続詞的に用いて)そういうことになると。 「一週間で仕上げるのか、-もっと人手がいる」
以上は、三省堂が出版している辞書の大辞林第三版の「となると」の定義です。
「となると」は、格助詞の帰結・結果を表す「と」+断定の助動詞”なり”の連用形の「なる」+接続助詞の「と」から構成されている、接続詞の順接(じゅんせつ)です。接続詞は、接続詞=活用しない自立語ですので、”となると”も活用しない自立語となります。
ちなみに、活用する自立語は、動詞や形容詞、形容動詞です。”となると”の使い所は、動作・作用の事柄の根拠・理由に、「走る」、「振り返ってはだめだ」、「見ていた」などの結論・結果を述べる際です。
”となると”を使った例文
ここでは、”となると”を使った例文を5つご紹介します。
- さっき空に見えたのは隕石。となると、俺たちのいる場所はかなり危ないぞ。
- 人が道路に倒れている。回りには僕だけしかいない。となると、僕が動かなければ、あの人は危ない!
- メロスは走った!となると、メロスは、まだ希望を持っているようだ。
- 飛行機のフライト時刻は変わらないようだ。となると、予定を変更せずに行ける。約束の地へ。
- 茶色い毛に大きい瞳。そして、小柄な体格。となると、そのワンちゃんは、チワワですね。
以上、接続詞「となると」とはでした。”となると”は、前で述べた様動作・作用の事柄の根拠・理由に、結論・結果を述べる際に使います。最後までご覧いただきありがとうございました!