副助詞とは サムネ

副助詞(ふくじょし)とは?&問題を出題【日本語】

ここでは、日本語の助詞の1類「副助詞(ふくじょし)」とはなにかを詳しく解説していきます。それから、副助詞の練習問題も出題していきます。なお、助詞とは、単語に接続して自立語同士の関係・対象を表す、活用しない日本語の品詞の一つです。詳しくは、「助詞とは」をご覧ください。「日本語を成分レベルで学習しなおしたい方」や「学校や資格で知識が必要な方」などの参考になれれば幸いです。

副助詞とは?

副助詞とは、色々な語に付き、それらの語にある意味を添えて、副詞のように後の用言や活用連語を修飾・限定する働きをする助詞の1類のことです。

ちなみに、格助詞(を・の・が・に/…等)に、前接(高接)も後接(下接)もします。

例えば?

例えば、副助詞のある「あいつすら出来ているのに、なぜ俺ばかり出来ない。」という文では、「あいつすら出来ているのに、なぜ俺ばかり出来ない。」と、太字で強調されている部分が副助詞となります。

副助詞を相互に入れ替えると?

また、副助詞は、文の中でランダムに入れ替えるとすると、「あいつばかり出来ているのに、なぜ俺すら出来ない。」のように、他の助詞とほぼ同様に日本語のおかしい文章になってしまいます。なので、副助詞の使い方は、その副助詞(ばかり・まで…等)の持っている言葉の意味を勉強してから使うようにすると、より理解しやすい魅力的な文章・話を書ける・話すことができるようになると思います。

種類

副助詞の種類は、「ばかり、まで、だけ、ほど、…etc.」と数多く存在しています。種類の詳細については、種類と合わせて働きの説明もしている「副助詞一覧表」をご覧ください。

副助詞の練習問題

問題1:①、②、③の問題文に含まれる、副助詞の数をそれぞれ解答せよ。

①.一度きりのチャンスだ。失敗したら…。

②.あなたが好き。ただ、それだけ。それだけなの。

③.へへーん。これくらい朝飯前なんだよー!お前なんて所詮その程度なんだよー!

解答

①.一度きりのチャンスだ。失敗したら…。

②.あなたが好き。ただ、それだけ。それだけなの。

③.へへーん。これくらい朝飯前なんだよー!お前なんて所詮その程度なんだよー!!

①. 1つ ②.2つ ③.2つ

問題2:①、②、③の問題文の(  )内に、それぞれ前後の文の関係性を示す適切な副助詞を、(  )内に用意されている「1」と「2」の語から選び解答せよ。

①.お前まで..(前まで俺らのことを嫌っていたのに)。これ(1. 2.くらい)なんてことはない!

②.あなた(1.ほど 2.だが)冷たい人間はいない..と思っていたわ。けど今では..。

③.あと一回だけ。あと一回(1.なので 2.だけ)って、姉ちゃん今何回目だよッ!!

解答

①.お前まで..(前まで俺らのことを嫌っていたのに)。これ(2.くらい)なんてことはない!

②.あなた(1.ほど)冷たい人間はいない..と思っていたわ。けど今では..。

③.あと一回だけ。あと一回(2.だけ)って、姉ちゃん今何回目だよッ!!

以上、副助詞とはなにかの解説でした。副助詞は、色々な語を修飾したり限定する働きをします。使い方をしっかり学習すれば、より具体的な感情を文章や話で表現することができるようになります。この他にも「助詞一覧表」で助詞の情報をまとめています。最後までご覧いただきありがとうございました!