準体助詞とは サムネ

準体助詞とは?体言と同じ働きを添える助詞【日本語】

準体助詞とは サムネ

この記事では、日本語の助詞の1類「準体助詞(じゅんたいじょし)とは何か」と「準体助詞についての問題と回答」をご紹介していきます。

ちなみに助詞とは、単語に接続して自立語同士の関係・対象を表す、活用しない日本語の品詞の一つです。詳細は「助詞とは」をご覧ください。「日本語を成分レベルで学習しなおしたい方」や「学校や資格で知識が必要な方」などの参考になれれば幸いです。

準体助詞とは体言と同じ働きを添える助詞

準体助詞とは、連用語を除いた種々の語に接続して、その付いた語句を全体として体言と同じ働きを持つ意味を添え、切れ続きの機能を持たない助詞の1類のことです。

ちなみに、準体助詞の呼称の理由は、形式名詞(こと/もの/ところ/…など)と似ていることからそう呼ばれています。また、準体助詞は、格助詞と働きが似ていることから、格助詞に含める説と含めない説が有識者内で議論されています。

例えば?

例えば、準体助詞のある「いつぞの話か忘れたけども、俺のがふと消えた思い出がある。」という文では、「いつの話か忘れたけども、俺がふと消えた思い出がある。」と、太字で強調されている部分が準体助詞となります。

準体助詞を相互に入れ替えると?

また、準体助詞は、文の中でランダムに入れ替えるとすると、「いつの話か忘れたけども、俺がふと消えた思い出がある。」と、副詞的な意味を少し持っているので、意味が分かりにくい日本語なり、おかしい文章になってしまいます。

なので、準体助詞を使う文章・話をするときは、その準体助詞(の、から、…など)の持っている言葉の意味を勉強してから用いると、よりわかりやすい魅力的な文章・話を書ける・話すことができるようになると思います。

準体助詞の種類

準体助詞の種類は、「の、から、ぞ、ほど、…etc.」と数多く存在しています。種類の詳細については、種類と合わせて働きの説明もしている「準体助詞一覧表」をご覧ください。

準体助詞の由来

準体助詞の由来は、19世紀から20世紀の間にさかのぼり、その時代に日本の言語学者である橋本進吉(はしもとしんきち)が提案しました。なお、準体助詞のほとんどが格助詞からの転用となっています。

準体助詞の練習問題

問題1:①、②、③の問題文に含まれる、準体助詞の数をそれぞれ解答せよ。

①.うれしいのがこみ上げてくるぞ。

②.10人ほどが束になったところで、あの方のが倒される訳がない。

③.10km先からが本番であり、選手はそこから苦しみだすのだ。

解答

①.うれしいがこみ上げてくるぞ。

②.10人ほどが束になったところで、あの方が倒される訳がない。

③.10km先からが本番であり、選手はそこから苦しみだすのだ。

①. 1つ ②.2つ ③.1つ

問題2:①、②、③の問題文の(  )内に、それぞれ前後の文の関係性を示す適切な準体助詞を、(  )内に用意されている「1」と「2」の語から選び解答せよ。

①.これ(1. 2.ばかり)は、たまげたよ。

②.貴様(1. 2.ほど)がなぜ私から幸せを奪うのだ。

③.あの時(1.みた 2.から)が本当の地獄の始まりだった。

解答

①.これ(2.ばかり)は、たまげたよ。

②.貴様(2.ほど)がなぜ私から幸せを奪うのだ。

③.あの時(2.から)が本当の地獄の始まりだった。

今回は、日本語の助詞の1類「準体助詞(じゅんたいじょし)とは何か」と「準体助詞についての問題と回答」をご紹介していきました。準体助詞とは何だったでしょうか?

準体助詞とは、付いた語句を全体として体言と同じ働きを持たせる助詞です。使い方をしっかり学習すれば、文章や話をわかりやすく簡潔にできて、魅力的な文章や話を表現することができるようになります。最後までご覧いただきありがとうございました!