ここでは、国語の接続詞の1類「変転」とはなにかを簡単にわかりやすく解説していきます。なお、接続詞とは文と文の関係性を表す品詞のことです。詳しくは「接続詞とは」をご覧ください。「日本語の接続詞を成分レベルで学習しなおしたい方」や「学校や資格で接続詞の知識が必要な方」などの参考になれれば幸いです。
接続詞の変転とは目標達成後の動作・作用・状態などを見通して述べる接続詞
国語の接続詞の変転とは目標達成後の動作・作用・状態などを見通して述べる(教示の倒置)接続詞の1類のことです。例えば、「明日宿題を忘れる。それで、今日はやらずに済む。」という文では、「明日宿題を忘れる。それで、今日はやらずに済む。」と太字で強調されている部分が変転となります。
接続詞の変転の種類
国語の接続詞の変転の種類は、「それで/そうすれば/それによって/そうすることで/…etc.」と数多く存在しています。接続詞の変転の種類の詳細については、種類と合わせて働きの説明をしている「変転一覧表」をご覧ください。
接続詞の変転の使い方
- 文を伝える
- 変転を使う
- それを達成した動作や作用、状態を伝える
国語の接続詞の変転の使い方です。変転は文とそれを達成した動作や作用、状態の間で使います。例えば、「明日宿題を忘れる。それで、今日はやらずに済む。」という文では、「明日宿題を忘れる」が文で、「今日はやらずに済む」がそれを達成した動作や作用、状態です。
接続詞の変転の練習問題
問題1:①、②、③の問題文に含まれる、変転をそれぞれ解答せよ。
①.これを使う。そうすれば、夢がかなう。
②.眠りから覚める。それによって、現実に戻される。
③.野菜を加熱する。そうすることで、おいしくなる。
解答
①.これを使う。そうすれば、夢がかなう。
②.眠りから覚める。それによって、現実に戻される。
③.野菜を加熱する。そうすることで、おいしくなる。
①. そうすれば ②.それによって ③.そうすることで
以上、国語の接続詞の変転とはなにかを簡単にわかりやすく解説しました。変転は、接続詞の中だけでなく品詞の中でも使用頻度の高い語です。使い方をしっかりと学習すれば、日本文法やライティング力の飛躍的な上達に繋がると思います。この他にも「接続詞一覧表」などで接続詞の情報をまとめています。よろしければご覧ください。最後までご覧いただきありがとうございました!